未分類
2012年8月16日
シガーボックスギターを作る
チョウナットってかわいい…。蝶型のナットだってよ!!
先日読んだ「Made by Hand」 という本に感化されて、夏休みの工作に「シガーボックスギター」を作ってみました。
シガーボックスギターとは、その昔貧しい人々がそれでも音楽を楽しむために作った、タバコの箱(木箱)を使って作ったギター。
アメリカではそこそこの人数の愛好者がいて、自分が作ったギターで楽しく音楽を奏でているんだそうです。
愛好者が集うCiger Box Nationなんてサイトもあります。
作り方は、「Make:日本語版 vol.4」のレシピを参考にしました。
1.材料を調達
箱:正式には、葉巻の入っている木箱を使うそうなのですが、
普通の段ボール箱でもいいということだったので、通販の空き箱を使いました。0円。
木材:東急ハンズで購入。1×2材というのが見つからず、似たようなサイズの板で代用。
この時点では家にドリルやのこぎりが無かったので、ハンズの店頭で加工をお願いしました。
1×2材の代用品:378円、角材:100円×2、加工代(切断と穴あけ):700円
木材の値段より加工賃の方が高い…。うーん。
ねじの類:東急ハンズで購入。サイズや種類が多すぎて、迷いました。4種類471円。
弦:クロサワ楽器で480円のギター弦を購入。
他、木工用ボンド等を購入。
1.5 材料を修正
加工をしてもらった板をハンズに取りに行った後、穴をあける位置を間違えて指定していたことに気が付きました。
またハンズまで行って工賃を出して加工してもらうのもどうかと思い、Amazonで電動ドリルと糸のこを購入。しめて4000円。
こうやって、人は工具沼にはまっていくのでしょうか?
2.組み立て
(0)木材にドリルで穴をあけます。(楽しい!)
(1)箱にボンドを塗りたくり、ネックの1×2材を張り付けます。
(2)ボンドが乾いたら、ネックのヘッド側にチョウナットやらロングアイランドボルトやらをつけます。
(3)ロングアイランドボルトに弦を巻きます。
1本逆に巻いてしもうた…。
(4)ネックのボディ側の穴に弦を通し、裏からタッピングビスで止めます。
(5)弦の貼りを調整します。
(6)できあがり。(本当は、フレットもつけるんだけど、面倒なので省略)
この途中でも、買ってきたタッピングビスが小さすぎて、再度購入のためお店に足を運ばねばならなかったり、
弦がネックに比べて短すぎてきちんと巻けなかったり、いろいろとトラブルはあったのですが、
なんとか、音が出る楽器を作るという目標は達しました。
音はそこそこ大きいです。ちゃんとしたギターほどではないけど、一人で弾いて楽しむ分には十分なぐらい。
ただ、弦が短い&巻けないというのは、チューニングができないということでもありまして、
中途半端な音しか出ません。
だけど自分で作ったものなので、愛着がわきます。
無駄に奏でたくなってしまいます。
ネックをもう少し短くして、違う弦を探してみたら、ちゃんと楽器として曲が弾けるぐらいのものにはなるかも。
きちんと段取りして作れば費用もそんなにはかかりませんので、
こどもの夏休みの工作にちょうどいいなと思いました。
夏休みの工作と言えば、私はからくり人形を作るのが好きだったので、
毎年親の力を借りながらダイシン(仙台エリアのホームセンター)に通い
からくり人形を作って、夏休みの宿題として提出していました。
夏のベランダで、汗だくになりながら、シガーボックスギターを 作っていると、
当時のことがフラッシュバックしてきて、楽しい気分になれました。
DIYは癒しですね。
Related Posts