電子工作
2012年10月14日
ArduinoでLEDチカチカ入門
子供のころ、電子工作に憧れていました。
自分で動くものが作れるというのが魅力的でしたし、
その技術を身に付けることで自分の頭の中のいろいろな妄想を、
形にできるんじゃないか、なんて子供心に 思っていたのです。
しかし悲しいかな、行動範囲が狭い、周囲に相談できる相手もいない
田舎娘はどこで抵抗や半田ごてを入手していいのかわからなくって、
学研の「できる電子工作」的な本を繰り返し読むことしかできず、
いつしか電子工作に憧れていたことすら忘れてしまっていたわけ。
(その物づくりへの欲求は、じいちゃんをたぶらかしてMSXを買わせたりとか、
ベーマガ買ってプログラムを打ち込んだりとか、ハムの免許をとったりだとかの
方向にシフトしていくのでした)
最近Arduinoというマイコンが流行っていると聞いて、基盤を一つわけていただいたのが夏のこと。
秋の夜長に何しようか…ということで、前からやってみたかった、Arduinoいじりに挑戦。
Arduinoは、とても噛み砕いて説明すると、
パソコンからいじれるマイコンとその周辺の開発環境なども含めたプロジェクトの総称。
自分のパソコンに、ソフトを入れて、誰でもそのマイコンに自分が書いたプログラムをアップロードして遊ぶことができます。
元々Arduinoはイタリアのものなのですが、
これが動くものを作りたいという人々に大人気でして、
既に世界で15万台が販売されています。
1台あたり3000円ぐらいと安価なのも嬉しいですし、
布に張り付けられる「LilyPad Arduino」等々派生製品もたくさん。
プロダクトとしてかわいらしいのもいいですね。
今回参考にしたテキストは、「Arduinoをはじめよう 第2版」(オライリー・ジャパン Massimo Benzi 著/船田巧訳)。
Arduinoをはじめて触る人にはぴったり。簡単なプログラムの書き方から、リファレンスまであります。
材料には、以前いただいた「Arduino Uno」と「 Mintronics: Survival Pack」を使ってみました。
あと、りゅうち先生から頂いたLEDと抵抗27oΩなど。
ミント缶の中に60種類の便利な部品が
Arduino Uno パッケージがかわいい。基盤もかわいい。
Mintronics: Survival Packに入っていた銅線と抵抗とLEDをブレッドボード上に配置していきます。
ブレッドボードを使うと、パーツを半田ごて無しで接続できますので、お部屋が半田くさくならなくてよいです。
ダウンロードした開発環境で、簡単なプログラムを書きます。10行ぐらい。
シェルしか書いたことが無い私でも、非常にわかりやすい言語で本を読めばすぐに理解可能!
で、書いたプログラムを、基盤にアップロード。
光った~~~!
ここまで、ものの15分ぐらい。
ちょっとプログラムを書き換えただけで、LEDライトの光量を制御できたりもします。
この他入力に反応して処理を行うようなプログラムもかけます。
入力と出力が制御できて演算処理ができれば、大方のことはできるというわけです。
子供のころの私の欲求不満が、このLEDチカチカで成仏した気がしますわ…。
こういう電子工作の道具が安価になって、入手しやすくなることで、
子供たちが電気や技術に興味をもってくれたら素敵だな、と思います。
そんなお子様連れのお父様、お母様におすすめのイベント Maker Faire Tokyo 2012は
12月1日、2日に日本科学未来館で開催予定です!
(サポートスタッフをやっております)
今まで見たことが無い、かっこいいよくて楽しい作品が目白押しになること間違いないので、
是非是非遊びに来てくださいね~~!!
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